・10万以下のロードはろくなものがない
自転車初心者の方には10万といったら信じられない値段だろう。
小径車ならこれぐらい出すと結構まともなものがある。
しかしロードの場合、これは絶対止めるべき自転車だ。
まずこれは10万の価値はない。
・原価はいくらか考えてみよう
自転車屋さんの儲けはおおよそ2割~3割。
仕入れの値段が8万だ。
2万の利益。
これは整備したりしての値段だから意外と利幅がない。
さらに自転車業界はすべて買い取りなので
完成車を並べておくことがなかなか大変なのだ。
かなりの資本がいることがわかる。
自転車にはをそれを輸入している会社がある。
その利益が2万。
さらに自転車を製造した会社の利益が2万。
・おおよそ製造原価が4万
シマノのそこそこのパーツは仕入れ値が高い。
約67%と取る。
ティアグラの定価はフルセットで約4万。
・ではどこで利益を出しているのか。
リムとタイヤ、サドル、シートポスト、フロントフォークだ。
これはろくでもないものが付いていると考えていいだろう。
この価格帯の自転車は数千円のリムと数百円のサドル、シートポストなどがついていることになる。
もちろんフレームは安い中国製になる。
車で一番大事なものはなんだろう。
それは足回りだ。
レースでもしたことがあれば安い車の足回りが最悪だと知っているだろう。
いいホイールやタイヤがどれくらい高いか知っているだろう。
・自転車も同じで足回りが悪いとまったく走らない自転車になる
まずは20万以上のまともな自転車を買わないと
いずれ安物買いの銭失いになってしまう。
あとで後悔することになるだろう。
自転車雑誌はメーカーがスポンサーなので
本当のことは絶対書かないのだ。
よくよく勉強してほしい。
まずは材質素材から選ぼう。
20万の値段ではカーボンという選択肢はなくなる。
あとはアルミかスチールということになる。
見た目だけで買わないことが肝要だ。
命をあずけるものにこんなものを選ぶと
急な坂を下ったときにどんな事故が起こるか予想できるだろうか。