晴れ予想が一転曇りから雨に。
不安な気持ちで尾道に到着。
もう11回目となるのでなにかふるさとに帰ったような気がする。
青麻呂さんも今回トレックで参加。
すぐに組み立てて空を心配しながら出発した。
向島に渡り走り出す。
おおよそ30キロぐらいのペースで走る。
天気のせいか、風が心地よい。
すぐに最初の橋を渡り因島へ。
日曜ははっさく大福屋さんが休みなので
急いでしま一さんへ向かう。
ロードなので通常より2時間ほど早く着いた。
雨がぱらぱら来るが
本降りでもなさそうなので
なんとかもってくれと願いながら走る。
しま一さんに着くとおばちゃんがあの笑顔で迎えてくれた。
「久しぶりね!」
いつ来るかと待っていてくれていたそうだ。
いつものあなご丼を頼んだ。
それが来る前に特別よとやりイカのお刺身が出てきた!!
その日取れたばかりの新鮮なもので
透き通っていた。
この島の人たちの心のように。
うまいことは言うまでもない。
瀬戸田に来たらぜひしま一さんへ行ったほうがいい。
おばちゃんの笑顔が見られるから。
あなご丼が来たらさらにびっくりした。
この間アドバイスしたようにわさびが上にのっていたからだ。
他のお客さんにも好評だそうだ。
またおばちゃんは、時間がある時にはママチャリで島を一周したりしているそうだ。
がんばっているな・・・・
今日はなにも上げられるみかんがなくてごめんと謝られた。
ほんとうに親切な人たちだ。
楽しいお昼を食べた後
ドルチェでジェラートを食べていたら
雨が前よりも少し強く降って来た。
途中サンセットビーチで雨宿りする頃には
かなりの雨脚となった。
青麻呂さんは体重が減ったせいか
寒さを余計に感じるようだ。
とにかくお風呂でも入ろうと相談し
多々良温泉に急行することになった。
温泉で体を温めてから
伯方島へ入った。
ロードなので走るのは非常に楽だ。
船折瀬戸の景色も雨の中で煙っていた。
雨の中を走り続け
4時前に光藤に到着。
最近有名になりすぎてなかなか予約が取れなくなってしまったが
迎えてくれたおばちゃんは今まで通りだった。
「まあまあ、雨でかわいそうだったね。お風呂沸いてるからはいりなさいよ。」
なぜか家に帰ったような安堵感を感じながら、ゆったりと入浴した。
なにせもうここには10回も来ているのでそうそう驚く料理は出ないだろうを思ったのは大きな間違いだった。