夜6時前だっただろか。
我々はおなかをすかし、宿に到着した。
まず第一の驚きは宿のそのちょっとアンティークな外見だった。
民宿だったので海の家風だったのである。
一瞬「しまったか・・・」と思ったがあとの祭りで
運を天に任すしかない。
我々は夕食ができるのを待った。
なかなかできないのだが
ようやくできたという知らせが入り
食堂に行くとそこには大きなヒラメの刺身がで~~んと置いてあった。
めちゃくちゃでかいヒラメだった。
それにタコのお刺身もあった。
特に初めて食べたヒラメの肝は最高だった。
次に鍋が運ばれてきた。
野菜を入れろと言う。
「野菜鍋か」と思ったら
またもや次に薄造りのタコがやってきた。
タコシャブをするのだ。
これが人生で初めてのタコシャブ体験だった。
すごく美味しかったのは言うまでもない。
そのあとお代わりもきて,全員満足した。
朝にはその残ったヒラメの頭でだしをとったお味噌汁、タコ飯の食べ放題で
朝から大飯を食べてしまった。
この味噌汁は瀬戸田のレモンが入っていて信じられない味のコラボとなっていた。
味噌汁にレモンって合う!
この宿のお風呂もなんとレモン風呂だったのだ!!
瀬戸田に今回泊まったがやはりしまなみ海道は素晴らしい場所だった。
特に今回さまざまなみかんを食べその種類の多さに驚いた。
「はるか」というみかんがあって
お店の人が「これは外見は悪いけど、中身はおいしいよ。」と言ったので
その話で夕飯の時に笑いのつぼにはまり笑いが止まらなくなり
涙が出てきてしまった・・・
失礼いたしました。
翌日は曇りであったが、みなさんと相談し自転車で尾道へ向かった。
途中大雨に会うこともなく無事尾道に到着。
約2名が行方不明になったりしたが
お昼のランチをおいしいイタリアンで食べることができた。
イイダコのパスタを注文したが神戸で食べているのかと思うほどおいしかった。
筆者はこれで通算8回ほどしまなみに来ているが
こんなに奥深い場所はない。
来る度にいろいろな出会いがあり、おいしいものを見つける。
素晴らしい瀬戸内と素晴らしい人々に感謝したい。
次回我々は東への遠征も計画している。
カプレ夫さんに案内で会津紅葉ポタを実現させてみたいものだ。
今年中にまたしまなみ海道には行くだろう。
ほんとうに素晴らしい自転車のメッカになったと思う。
神戸までの帰り、のんびりこだまに乗ってみなさんとわいわい話ながら帰った。
いや、よく笑った。