知り合いの中にもカメラに興味を持って
実際に購入された方も多く
とりあえずオートで撮ってみたらいいのですが
いつもオートで撮ると思ったような写真にはなりません。
たいした知識があるわけではありませんが
基本的な話をして行きたいと思います。
(よく分かっておられる方には当たり前のことでしょう。)
デジカメもマニュアルで撮ってみよう!
露出開放って何?
■適正露出
露出が足りないと真っ黒な写真になりますし、またありすぎると真っ白になります。
ちょうどいいぐらいの露出が
適正露出です。
これをカメラが内臓の露出計で判断しているわけです。
ただカメラがいつも正しい露出を計算しているわけではなく
間違うことも多いのです。
そこで露出を補正する必要もでてきます。
■露出補正
マイナス側に補正すると暗くなり、プラス側に補正すると明るくなります。
マイナス補正をしてやると人物などは暗くなり背景が際立ちます。
青い空などは更に青く見えます。
デジカメの場合フィルムカメラと違い基本はフィルターは要らないと思います。
ただ露出はそれだけの役割ではありません。
露出を開放にすると背景がぼけていい味がでてくるので
たいていの人はやっています。
■露出開放
つまり被写界深度(ピントの合う距離)が浅くなります。
ポートレートや背景に余計なものを写したくない場合
かならず露出開放にします。
(被写界深度についてはまたの機会に。)
露出とシャッター速度は反比例の関係にあります。
露出を開放にすると光が多く入りすぎるわけですから
シャッター速度は速くしないといけません。
下の写真を見てください。
比較的奥までピントが合っているように見えています。
これは露出を絞ってあります。
今度は開放にしてみると
なんとなく雰囲気がでてきますね。
写したいもの(被写体)が明確になるので見る人にもストレートに伝わります。
この点でつまり開放F値が小さいレンズの方ががいいレンズと言えます。
また高いレンズが多いわけです([F値]=[焦点距離]÷[レンズの有効開口径]
F値については次回に)
撮影したレンズはカールツアイス プラナー50ミリF1.4のレンズです。
ライカのレンズは明るいレンズが多く、
露出開放で撮ると素晴らしい味がでるわけです。
レンズは実際カメラより高く、みんながほしがる理由があるのです。
コンパクトデジカメを買う場合でもF値が非常に重要です。
目先の画素数にごまかされてはいけません。
ただし望遠などの場合はまた話が違ってきます。
明るいレンズはシャッタースピードが速くていいので
手振れが少ないという利点もあります。
またその他ホワイトバランスやISOどいろいろな要素があります。
ポイント 露出を意識して撮ってみよう!