磨いてピカピカになった泥よけ。
通常のランドナーフレームにはエンドにダボという泥よけ用のステーを止める穴がついている。
またフレームの下のブリッジ部には穴が空いているのが普通だ。
しかし、このフレームには穴が空いていなかった。
そこで何かバンドをつけて泥よけを固定しないといけない。
イトーさんはすぐにミノウラのボトルケージ用の鉄のバンドを出してきて、
グラインダーで上の部分を削ってくれた。
すると固定されていたバンドが二つに開くようになり、
リムテープを巻いて固定しやすくしてから、
フレーム部分にはめてM5のネジで留めることができた。
このような工夫をほんの数分で思いつくところがびっくりである。
泥よけの若干曲がったところもちょっと治してもらうだけで、
バランス良くなった。
その動きの良さはさながら詠春拳の達人のようであった。