自転車は長く乗ってやっとその味がわかる。
その長くとは3万㎞以上を指している。
ちょっと乗っただけではわからないと思う。
できれば1台をじっくり乗ってみて欲しい。
人生は短いから、いろんな自転車に乗りたい気持ちはわかる。
しかし良い自転車とじっくり,深くつきあう方が豊かな自転車人生ではないだろうか。
本も、うすっぺらな現代の小説を読むのも有りだが、
名作を何回も読むのは楽しい。
自転車の販売店さんはいろいろ自転車について恣意的な意見を述べるが、
実際毎日乗っていないのにどうしてその自転車のことがわかるのだろうか。
結局は印象と想像で話しているのかもしれない。
はじめて自転車を買う人は適切な知識を持って、
良い自転車店を探し、自分にあった素晴らしい自転車に巡り会って欲しい。
長く乗っていると、良いところも悪いところも見えてくるが、
究極自分の体の一部のようになるだろう。