私的には、コスト優先より手間暇かけて作った自転車が良い自転車だと思う。
今の自転車は値段のわりには良くできているが、何かみんな軽い雰囲気がする。
重厚な存在感があるのは、だいたい昔の自転車が多い。
メッキ一つにしても今では考えられないほど厚みがあり、光沢が違う。
日本では今環境への配慮からまともなメッキができなくなっているそうだ。
また信じられないほど高額になっている。
だから、有名な塗装屋さんでも現在の日本でなされたメッキは薄く、光が今ひとつである。
またまともな職人さんも少なくなっているからだそうだ。
今から自転車に乗り始めた人は「本物」を見ることなく自転車人生を送るのかもしれない。
これも仕方のないことだが、良い物を維持することは難しいと思う。