北米ハンドメイド自転車ショー(
NAHBS)が始まったのが2005年。
テキサス州ヒューストンである。
その第7回目が2月末にテキサス州ヒューストンで行われた。
今年はかの有名なイタリアの奇才ペゴレッティも出店しているほど最近世界中から注目を浴びている。
有名な世界のビルダーによる講演会も行われている。
北米でこのところ非常にハンドメイドバイクが盛んになっている。
これは日本のような競輪と関係したものとは違うもので、
アメリカ人の本質的な自転車に対する愛着やオリジナリティへの嗜好を表していると思う。
日本からもケルビム他3社が出店しているのはうれしいが少なすぎるのではないだろうか。
大量生産の中国製の自転車も悪くないが、
やはり自分の体型や好みに合わせたオートクチュールでないとだめだろう。
ところが矛盾する話なのだが、
あまり多くの人が一つの工房に殺到すると
数年待ちなんてこともざらになる。
そのこと自体を喜ぶ顧客もいるぐらいだ。
某ランドナー工房も現在2年待ちだが、
塗装のレベルが落ちたという人もいる。
多くの人が同じものほしがるとどうしても生産のコストを下げて利益追求をしてしまう。
困ったことである。