カーボンロード(以下カーボン)とスチールロード(以下スチール)が決定的に違う点がある。
スチールでは、走ることを強制されないということだ。
私的には、カーボンに乗っていると、常に何かにせかされているような気がした。
またスピードが意外に出ていないのではないか(実際はでているのに)という不安感がある。
これが、スチールの場合、非常にダイレクトな速度感なので、安心して走れるのだ。
ちょうど軽量なマニュアルのオープンカーに乗っているような感覚と似ている。
ダイレクト感で言うと、アルミでも十分感じられるが、賞味期限が短い。
乗り方にもよるが、2万~3万㎞走行するとやれてくるのが実感できる。
一方、スチールはほぼ一生その乗り味を味わえる。
こんな良い素材が他にあるだろうか。