(写真はしまなみ海道のデコポン)
今でも柑橘系が大好きだ。
夏みかんを食べると子供の頃を思い出す。
小学生の頃から、父と弟と三人でよく休日は自転車で出かけた。
今から考えるとかなり良い自転車を買ってくれていたと思う。
「良いものを買って長く使いなさい。」が父の口癖だった。
一列に並んで、20,30キロ走って、お昼になると、
母のおにぎりか、フランスパンにチーズが定番だった。
これが非常においしく感じられた。
デザートはリンゴか夏みかんで、
父はリンゴをナイフも使わないで、
二つに割って私たちに分け与えた。
かなりの距離を走って、食べるおにぎりやパン。
そして、夏みかんの味は、何者にも代え難い味わいだった。
今でも自転車で走って、おいしいものを食べに行く。
車ではなく、自分の足でこいで行くからこそ、
更においしく感じられるのだろう。
また時々ふと、昔と全く変わっていないことをやっているのだと思う。