これは以前にも書いたが、当クラブでも数名の方が
明らかにサイズ違いのロードバイクを買わされている。
高い買い物をしているから、
お店はまさかそんなものを売りつけるはずがないだろうと思っていたそうだ。
ところが実際にはかなり多くの方が、間違ったサイズを買って、
肩がこるなどの体の痛みの症状が出ている。
こんなことになるには二つの原因がある。
1.お店は在庫を整理したい。
2.買う側に知識がない。
自転車業界は、自転車は買い取り制なのでできるだけお店に在庫を置きたくない。
それが売れれば、また新しい商品をいれられるという事情がある。
だから、ふらっと入ってきた一見の客に、在庫を売り付ける場合が多い。
信頼できるお店は、必ず先輩から紹介してもらった方がいいだろう。
有名な店だからと雑誌を見て行ってとんでもない目に遭う人が実際に少なからずいる。
ブロンプトンのようにサイズが一つしかない自転車は問題が顕在化しないが、
ロードバイクはサイズが選べるので、買う側に自分の適正サイズについての知識がないと、
サイズ違いを買わされる場合が多い。
サイズが適正なロードバイクに乗っていたら、200キロ乗ってもどこも痛くならないものだ。
そうならないためには、本や雑誌をできるだけ読んで事前によくよく勉強してほしい。
また、大きなお店で無料で自分のサイズを測ってくれるところ(Ysロードのような)に行って、
一度サイズを測っておくことが必要だ。
下の図にあるようなBのホリゾンタルでのトップチューブの長さをまず基準にしてほしい。
また、昔のスレッドのステムであれば、ハンドルの上げ下げはできたのだが、
現在のアヘッドでは一旦切ったら元に戻らない。
だから良心的なショップなら切らないで、ハンドルの上下の調節をしてくれるものだ。
よいお店を選び、事前に十分な知識を持ってロードバイクを買いに行って欲しい。