ブロンプトンを開発したリッチー氏はイギリスを主体に考えているのだろうか。
日本では坂が多くて、3速では到底実用にならない。
ブロンプトン一台ですべてをすませたい人にはどうしても多段化は避けられないだろう。
以前はままちゃり(シティサイクル)しか乗ったことがない人なら
それでもブロンプトンはかなり走行性能があるように思える。
しかし、ロードに乗っていたら、とうてい3速では我慢できないものだ。
1.6段外装化
旧ザックス社製の内装3段に外装2枚を追加するキットがある。スターメーアーチャーは対応していない。
あまりたいしたことがないようだ。なぜなら変速が一つの変速機ではなく2個になってしまう。
2.スターメーアーチャー内装5段化
これは以前の古いモデルにはあったようだ。現在でも販売されている内装5段キットを組み込む。
リムは新しくする必要がある。なかなかよい。ただ、ストックのあるお店が少ない。
3.シマノインター8内装8段化
和田サイクルさんでやってくれる。エンド幅を5ミリ無理矢理ひろげ、インター8ハブのナットを外して装着。
そのため、パンク修理もできる。いろいろ問題はあるようだが、かなり快適なようだ。
4.完全外装化、クイックレリース付き。
リアの3角のフレームごと、エンド幅の広いものに交換する。あとはカプレオのハブかロード用のハブを使う。
Y’sロードでその多段化用フレームを作り販売していた実績がある。現在あるかどうかは不明。
Y'sさんではリアを10速化したようだ。
こんなフレームなら、フレームビルダーにお願いできるだろう。
リア8速の外装化をし、クイックで簡単にリアが外せるブロンプトンがあったら
ほんとうに素晴らしいかもしれない。
しかし、イギリス風を尊重する人には許容できないだろう。
イギリスでは色も選べるし、安いエントリーモデルもある。
なぜ日本ではもっと選択肢がないのか。
これだけファンが増えてきたのに、
輸入元はもっと細かい対応をしてほしいものだ。