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何気なく歩いていたり、自転車で走っていて、
ふと気になった風景は切り取っておこう。

よく「上手な」写真を撮りたいと思っている人がいるようだが、
そんな写真は実はない。
自分にとっていいなと思える写真しか撮れないのだ。

有名写真雑誌の上位常連のライカ師匠は、常に担当審査委員の好きそうな写真を選ぶそうだ。
まるで受験の傾向と対策ではないだろうか。

我々のような素人は好きな写真を好きなカメラで撮ればいいのだ。
誰かにその写真が認められる必要があるのだろうか。

私の両親は芸術家だが、このように日頃言っている。
芸術は「99%の才能と、1%の努力だ。」
私のような才能のない人間は芸術にはむかないとまで親に言われたこともある。

才能の無い人は、まねは出来ても、オリジナルの作品はできない。
厳しいように聞こえるが、なまじっか芸術を目指さなくて、良かったと今は思える。
砂の数ほどに絵画や音楽や写真を目指す人は多い。
しかし、光り輝く人はごくわずかに過ぎない。
また芸術で生計を立てるのは更に至難の業だ。

もしすこしでも「いいな」と思える写真を撮りたければ、
撮り方の本や写真雑誌を読んだり、写真教室に通うのではなく、
いい絵画を見たり、音楽を聴いたり、文学を読んだりして、
自分の「内面の感性」を高めることが大切だそうだ。
「誰でも撮るような写真」、つまり固定観念で出来た写真を撮っても誰も感動しない。

また偉大な才能は偉大な師匠によって発見される。
ジョルジョ・ルオーやマチスもギュスターヴ・モローがいなくては才能を開花できなかっただろう。
彼は、「私は君たちが渡っていくための橋だ」と生徒達によく言っていたそうだ。
弟子になるなら、最高の師匠につかなくてはならない。
自分の作風や固定観念を押しつけず、才能を引き出してくれるような師匠をあなたは見つけられるだろうか?

結局、真の芸術であるかどうかは時代の審判を必要とするだろうし、
真の芸術家は、往々にしてその時代では認められ無いことも多い。
今もてはやされている芸術家が、数百年後もそうとは言えないのだ。

だからこそ我々素人は、気に入った1台のカメラとレンズで日常を好きなように切り取って行こう。
それで十分楽しいはずだ。

生きていることを楽しもう。
by ozunu13 | 2012-01-26 20:31 | 風景 | Trackback | Comments(14)
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Commented by ogak3 at 2012-01-26 21:43
ソウルな内容にグッときた!
Commented by chiccaco at 2012-01-26 23:43
こんばんは。
またモノクロの素敵な写真ですね。
ちょっと暗めなところや、切り取り方が好きな感じです。

たくさんの人たちの気持ちを引きつける
このブログを創られているのは
ozunu13さんのすばらしい才能のひとつだと
わたしは感じています。

写真を撮ることにしても自転車に乗ることにしても
美味しいものを探すことにしても
それが大好きで充分に楽しんでいらっしゃる様子が
写真や文章からよく伝わってきます。
いつも更新されるをとても楽しみにしています。

わたしも構えずに
感じたままに日常を切り取っていこうと思います。










Commented by topcym at 2012-01-27 01:37 x
こんばんは。
とても共感できる内容でした。
思ったまま、好きなように撮るしか無いように思います。
「自分にとっていいなと思える写真しか撮れないのだ」
ホント、そう思います。
Commented by gotto5102 at 2012-01-27 09:45
>>ふと気になった風景は切り取っておこう。
>>それで十分楽しいはずだ。
>>生きていることを楽しもう。

いちぐう (一隅)を照らす言葉感じます 
ガラス越し木漏れ日の射す 部屋の片隅で美味しい珈琲を頂いているようです、

休日が楽しくなる 喜んでいます 
私の平常の心が・・ 
有難う御座います 

合掌


Commented by すふぃも at 2012-01-27 17:02 x
そこまで構えて写真を撮っていた訳でもありませんが、読んで気持ちが軽くなりました。

内面の感性を高めつつ、好きな写真を気の向くままに撮っていきたいと思います

楽しく、ですね
Commented by booboo at 2012-01-27 17:27 x
僕もこの名言には、本当に励まされました。機嫌よく写真を撮って、一人でにんまりしている自分にとっては(笑)。
時たま、マイ傑作も撮れます。その1枚を時間を忘れて眺めているのです。ていねいに撮るコツは、ozunuさんのブログに出会ってから身についたように思います。
Commented by kincyan at 2012-01-28 05:52 x
今回の記事は濃い内容です。真の芸術は「天分99%努力1%」というのは理解できます。運動の世界では1%の天分の上に99%の努力と言いますが、絵画、音楽(写真)は、確かに天分の比率が高いように思います。教室に通うより、良い芸術を(若いころから)見て、感性を磨けというのは至言。私の歳になると感性をみがくには遅すぎますが、しかし良い芸術を見るのは快いです。歳を取り時間とお金に余裕が出来て、一級の芸術や音楽を見る時間がとれるようになったのですが、すでに遅し、一般人には皮肉なことです。自分の子供に天分があるかどうかは一般的には判りませんが、ひらめくものがあれば子供には、感性を磨く機会を与えるのも親の務めかもしれませんね。(あだになる可能性もありますけどね^^;)
Commented by ozunu13 at 2012-01-28 08:14
ogak3さん
ありがとうございます。
全部本当の話です。
Commented by ozunu13 at 2012-01-28 08:16
chiccacoさん
ありがとうございます。
そういっていただけるとうれしいです。
好きな写真をこれからも撮り続けましょう。
Commented by ozunu13 at 2012-01-28 08:17
topcymさん
我々は人の判断を気にしすぎているのかもしれません。
日本人の特性でしょうね。
もっと写真を楽しみたいと思います。
Commented by ozunu13 at 2012-01-28 08:18
gottoさん
いつもありがとうございます。
一日一生と言う言葉が好きです。
Commented by ozunu13 at 2012-01-28 08:19
すふぃもさん
バイクは楽しそうですね。
暑さ寒さをもろに受けるから大変ですが、
それが心地よいとも言えます。
よく四国を走っていたら、バイクの人も挨拶してくれました。
Commented by ozunu13 at 2012-01-28 08:20
boobooさん
そのお気持ちよくわかりますね。
自分でいいなあと思える写真が撮れたときには、
さすがににっこりしますね。
これからも楽しみましょう。
Commented by ozunu13 at 2012-01-28 08:22
kincyanさん
いえいえ、人生80年の時代です。
これからも感性は更に磨かれると思っております。
まして、自転車に乗られるようになってかなり変わったのではないでしょうか。


My bikes : red brompton, blue tikit,Fmoulton, and Zullo or so.Enjoying cycling while taking pictures in Kobe. Leading beginners' club of Kobe Pottering Club. Plz Contact me : ozunu13@yahoo.co.jp


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