M&Mの宮田氏、
赤松氏のご尽力によりここまで完成した。
距離を乗ってみるとわかるが、
信じられない剛性感とシルキーさだ。
もし新車のFがあるとしたら、これに近い乗り心地ではないだろうか。
そう思わせるような素晴らしさだ。
このシンプルなFはほんとうに素晴らしい自転車だと思う。
製造番号からするとKirkby製だと思われる個体。
実におよそ50年前の自転車だ。
設計にしっかりとした哲学がある自転車はそう無いと思う。
そこが、モールトンのモールトンたる所以だろう。
特に現代名前だけのどこそこ製が散乱する時代に、
こんな古い時代の自転車が素晴らしい発想と合理性に基づいていることは、
改めて驚かざるを得ない。
最初単なるスクラップだったのだが、
これほど綺麗な自転車に生まれ変わった。
同様の悩みを抱えている方も宮田氏に1度ぜひ相談してみてほしい。
どこかのぼったくり自転車屋さんにはない良心的な対応を期待できるはずだ。
良いものは時代を超越していると思う。
また一つ生涯アイテムが増えた。