5本のスパイダーアームからなるレコードのクランクは、1950年代後期から始まる。
当初鉄製だったリアディレーラーは、軽合金製へと変貌を遂げる。
1970年代~80年代初頭ぐらいまでヌーボレコードは作られる。
主にアメリカ輸出用の鉄製のリアディレーラーもずっしりと重くてなかなか味わい深い。
つい集めてしまう。
このヌーボレコード、現在使ってみても、まったく遜色なくよく変速が決まる。
スチールのロードレーサーにはやっぱりこいつだ。
私はもともとツーリング派で、ロードやMTBのツーリング仕様で1人で何泊も旅に行ったものだ。
誰の制約も受けず、自分のスピードでいくつもの峠を越えるのは楽しい。
旅の仲間との出会い、地元の人のやさしさ、素晴らしい景色と食べものはツーリングの醍醐味だろう。
それは自分だけのグランフォンドであり、レース。
敵は自分だけだ。