スチールロードを買うときには、チューブの選択が重要だ。
またクラシックロードを買うときにもチューブの種類に注意するべきだろう。
コロンブス社は元々は水道管を作っていたそうだ。
チノ・チネッリに言われて自転車用パイプを作るようになった。
ウーゴデローザをして最高のチューブと言わしめたのが、SLXとかSPXだ。
1900年代後半には上位ランクには、このようなパイプがあった。
MAX 主にタイムトライヤル用の変形パイプ ニヴァクローム
EL ニヴァクローム 非常に軽い プロ用
TSX SLXをより軽量化している プロ用
SLX スーパーバテッドチューブ プロ用
SPX スーパーバテッドチューブ プロ用
ニヴァクローム(クローム、ニッケル、パナジウムの合金)は、
クロモリ系の中ではもっとも強度が高く、軽い特製を持っている。
普通のクロモリだと溶接して熱をかけると、強度が約40%落ちる。
ニヴァクロームはたった10%しか落ちず、組織が硬化するという。
また普通の金属にはない伸びる性質(伸張性)も持っている。
以前ELのデローザも持っていたが、非常に軽いので驚いた。
Thermacromeもニヴァクロームの発展系だ。
日本のカイセイにも8630R(ニヴァクローム)といういいチューブがある。