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神戸ポタリング日記

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2010年 05月 16日

Moultonのある風景

Moultonのある風景_e0053660_16494329.jpg

ちょっと疲労が抜けないときほど、モールトンのよさがわかるときはない。
乗っていて楽しい、しかも癒される自転車だ。
またそんなに乗っている人と出会わないのがいい。

そのものに「哲学」が具現されているもの。
そんなものがいい。
ただもうけようとしていないからだ。
いいものを作ろうという気骨が感じられる。

古いイタリアンロードバイクには塗装職人の名前まで刻まれている。
日常でも、誰が作ったのかがわかるようなものに囲まれていたい。

「デローザもウーゴが亡くなれば、ピナレロのようになってしまうだろう。
イタリアの職人魂は消えようとしている。」
これは、ルイジさんの言葉だ。

まだ手に入るうちに、70年代や80年代のいいフレームを手に入れたほうがいいだろう。

by ozunu13 | 2010-05-16 16:58 | 自転車のある風景 | Trackback | Comments(6)
Commented by yamanashi at 2010-05-16 20:31 x
”乗っていて楽しい、癒される”というのは、言い得て妙だなあと思います。
まともな乗車経験は2日しかない新参者ですが、目から鱗が落ちるような感覚をおぼえました。
Commented by hochamt at 2010-05-16 21:48
ルイジさんの言葉に賛同します。
こんな話は自転車に限ったことではありませんね。
世の中からどんどん本物が消失していくようで、大いに危惧しています。

ところで、細かい泡が滲むようなボケ味がいい写真ですね。
凄くいい雰囲気です。
Commented by まるとく at 2010-05-17 12:44 x
どこの国でも職人さんが失われつつあるんですね。本物のイタリー製より、designed by Italyのものがあふれてますね。
いいフレームだと70年代でも、十分に使えるんですね
Commented by ozunu13 at 2010-05-18 08:01
yamanashiさん
いえいえ、その感想はほんとうですよね。
長い短いは関係ないですよね。
Commented by ozunu13 at 2010-05-18 08:02
hochamtさん
ええ、職人がいなくなってますね。
日本からも。
良いものをわからなくなっている世の中だからでしょうね。
安ければいいとか、残念です。
Commented by ozunu13 at 2010-05-18 08:03
まるとくさん
スチールだと一生使えますね。
どうせ買うなら良いものを買ってくださいね。


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