横から見るとFの文字を倒したように見えるFフレーム。
ダイヤモンドフレームしかないと思っている人が多かった時に、
モールトン博士は、乗り降りのしやすく、スピードも出るFフレームを発表した。
日本のように段差が多いところでは、このモールトンは非常に楽だ。
乗ってみればわかるが、段差がまるでないようにショックを吸収してくれる。
また、モールトン博士はスチール素材を使うことによって耐久性としなやかさを実現している。
当時の製作技術では、耐久性のあるアルミの自転車は作れなかったと言われている。
ところが、このFフレームの権利問題(ラレー社が買い取っていたが、74年に生産中止)で、
新たなトラスト型のフレームを84年から製作するようになる。
シンプルなFフレームは見ていて飽きない。
更に、今年新しいフレームが生まれるというニュースを聞いて、非常に胸が躍る。